ちきに

なにもない

長いトンネル

自分の人生を振り返ってみたが何もないことにようやく気がついた。

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トンネルにはやがて出口(終わり)が見えて光が指す。

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ぼくのじんせいはこんなかんじだ。

 

一生工事中の人生、布団モゾモゾ、見る前につけるYouTubeの低評価、夜眠り朝起きる、何者にもなれなかった人生、何かを願い祈るが何も変わらない朝、一日中電気をつけない部屋、薄暗い自分の生き写しかのような光、閉じ切ったカーテン、シミだらけになった枕カバー、後退する額、人生のようなスカスカな頭皮、Instagramで知る同級生の結婚、手と足だけが細く腹だけが出た惨めな体型、年中一緒の布団シーツ

 

誰かが言っていた"まだ若い"という言葉を徹底的に無視し続けた結果、こんな化け物が生まれてしまった。

 

全てが遠く、か細い光すら指さないトンネルみたいな人生。

 

たまに両親の遺体を放置した罪で捕まった高齢の息子が映し出されるニュースがある。

 

あれは葬儀の手配や何もかもが面倒になって先延ばしにした結果、そうなってしまったのだろう。

 

俺には痛いほどわかる。

 

エッチなお姉さん

 

助けて