ちきに

なにもない

映画について3

あまりにも客がこないので更新します。

ついに明日はアメコミ映画 ドクターストレンジの公開日ですね。

僕はまだ話題の沈黙も見ていないのでどちらを見ようかワクワクしています。

 

映画の紹介に入ります。

アカルイミライ

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2003年に黒沢清によって制作された邦画です。

僕が始めて見たのは高校生の頃。

 

おしぼり工場で働き自分の生き方、日々の生活に漠然とした不安や形容しようのない苛立ちを抱えたまま暮らす主人公役のオダギリジョー

そんな主人公が唯一まともに信頼している同じおしぼり工場の仲間である少し年上の青年を演じる浅野忠信

パッケージ画像にもあるようにこの2人が軸となり、物語が進みます。

 

どこか情緒不安定な主人公を「おまえ危ないから。」と言い、"行け"と"待て"のサインを出す守。

そんな守がある日クラゲを飼い始め、ひょんな事からおしぼり工場の社長が家に遊びにくることに。

物珍しげに毒をもつクラゲの水槽に手を突っ込む社長に主人公は思わず声を上げようとしますが、守が例のサインで制します。

後日その件で守が社長の命令によりおしぼり工場をクビになります。

その事を知った主人公は怒りを露わにし、深夜に鉄パイプ片手に社長の家に突撃するんですが、そこには既に無惨に亡くなっていた社長夫妻の姿が。

程なくして守が殺人の容疑がかかり逮捕されます。

刑務所に収監される守、何度も面会に赴く主人公。そして守の家族。弟、父それぞれの運命が交錯し合います。

 

ジャンルとしては青春映画(ヒューマンドラマ)です。

藤竜也演じる守の父親がどうしようもなく不器用な人間でとてもいい味を出しています。

息子の事を知らなさすぎる父親、そして同じ時間を共有していたはずなのに守のことを何一つ知らなかった知ろうとしなかった主人公。

この映画にはどこか不器用な人間ばかり登場します。

人間関係も曖昧でそれぞれが漠然とした立ち位置なので映画全体もモヤがかかったように進んでいきます。

しかし何故かそれが奇妙に心地よく、見終わった後ゆっくり感傷に浸りたいそんな映画です。

決して明るい話ではないむしろ薄暗い話なのにエネルギーを持っているので、定期的に見返したくなります。

 

主題歌はTHE BACK HORNです。

世界観にとてもマッチしていて素晴らしいの一言。

気になる人はそちらも調べてみてください。

 

最後にこの映画実は守の弟役で僕が推している加瀬亮が出ています。

同じく邦画の誰も知らないにもコンビニで働きこっそり廃棄をくれるいいお兄さんを演じていましたね。

どちらも下積み時代だったので脇役ですが、この頃から独特な存在感があります。

 

破壊龍のような納品がきたのでこのへんで