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ちきに

主に映画やバンドあとは買ったものとか。不定期に書く

おれは

 

3月になって2回液状うんちを漏らした。

映画を何本か見た。

 

4月になって裾からコロコロウサギさんうんちを1回漏らした。

映画を何本か見た。大好きな映画だったので何度も劇場に運んだし、嬉し涙を10年ぶりくらいに流すほどよかった。

父親の実家に1人で住む祖母のもとに帰った。

前まで俺のことを辛うじて孫と認識していたのだが、久しぶりに会うといつも来る庭師と勘違いしていた。

 

下道で帰った。

無音の車内、じっとり汗ばむハンドルを握る手、見覚えのある道。

父親と一緒に自転車の練習をしていた場所を通り過ぎた。

 

おれは。

おれたちは。

映画について5

こんばんはちきにです。

 

さて今日紹介する映画はこちら。

勇者たちの戦場

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パッケージは原題ですが、邦題が思いの外よかったのでこっちで。

 

イラク戦争を舞台にし、多数の兵士の中からトミー、ジョーダン、ジャマール、そして軍医のウィル、輸送部隊のヴァネッサにスポットライトが当たります。

医療物資を街に届ける中、民間兵の奇襲に遭いたちまち銃声が轟きます。

そしてジャマールは焦りからか、無抵抗の民間人女性を射殺してしまい、ジョーダンは背後から銃殺されてしまいます。

ジョーダンの亡骸を前に悲しみに暮れるトミー。

そして視点は慌ててハンドルを切った輸送部隊のヴァネッサ達が乗るトラックへ。

恐らく民間兵に育てられたであろう少年のトラップにより、トラックは爆発。

軍医ウィルによりヴァネッサは慌てて炎上するトラックから救出されます。

運転席に搭乗していた白人兵士は見るも無惨な姿に変わり果てていました…。

それから時が経ちウィル、ヴァネッサ、トミー、ジャマールの4人の兵士達は軍務を終え帰還します。

 

ここからこの映画は、淡々とPTSD(心的外傷後ストレス)に悩まされる元兵士達の生活を写します。

元々自分が営業していた病院で医者を再開するウィル。

PTSDによる不眠、そして併発してしまったアルコール中毒により彼の妻に当たり散らしたり、息子にまで手をあげてしまいます。

「戦場で負傷兵の手や足を何本も切断したのに、その時自分は何も感じなかった」

PTSDからくる強い無力感で自堕落な生活を送ってしまいます。

 

目の前でジョーダンを亡くしたトミー。

帰省し、次の就職活動までの繋ぎに映画館で働き始めます。

幼い頃からの親友を亡くした事により、虚無感が全身を覆います。

車の整備工場で働く父親とも口論から揉み合いにまで発展します。

家にもほとんど帰らす空虚な日々が続きます。

 

無抵抗の女性を殺害してしまったジャマール。

トミーと共にカウンセリングにも行きますが、退職金が払われるまでのロスタイムと自分が行ってしまった取り返しのつかない過ちに怒り狂い始め、ついに元交際相手の勤める飲食店で人質をとったまま籠城してしまいます。

 

退役後、失った右手に義手をつけ新任教師として赴任したヴァネッサ。

慣れない義手、そして新しい環境にうまく適応できない自分に腹が立ち、唯一の息子や他の教師に強く当たり散らしてしまいます。

 

と、ザックリこんな感じです。

PTSDに視点を当て制作された映画は、近年ではアメリカンスナイパーが有名ですね。

実話を基に制作されたということもあり、かなり見応えがありました。

この勇者たちの戦場も同じくPTSDに苦しむ兵士達に、より掘り下げた視点を当て作られました。

 

退役後、違う街で暮らすも同じ時間軸を過ごしている4人の兵士達の生活は、それぞれ自ずと交わり合います。

トミーが働く映画館に、たまたまヴァネッサが客として現れ空虚で薬漬けの生活に意気投合します。

そしてヴァネッサはある日精神科に赴くウィルの姿を見かけ、声をかけます。

人質を取り籠城しているジャマールを包囲するFBIから、彼の「君に来て欲しいそうだ」という伝言を受け取り現場に駆け付けるトミー。

 

ここまでの連鎖は大体フィクションでしか成し得ない事なのですが、登場人物の視点は変われど知らず知らずのうちにそれぞれの距離が少しずつ縮まっていくこの感じ僕はとても好きです。

洋画のクラッシュもそんな感じですね。

PTSDにも人によってそれぞれ違った症状が出ます。

4人の兵士ならば、4人それぞれが抱える症状。

そして退役後の4人それぞれの全く違う生活が待っています。

戦地に赴く前と同じ場所を踏みしめているのに、全く違うような感触。

自分はただ前と同じ暮らしを送りたいだけなのに、自分の中の何かが変わってしまった。

そう考えるとたとえどんな戦果をあげても、PTSDを患い帰国すると温かかった環境でさえ"戦場"になってしまう。

 

とても面白かったです。

半年後にまた見直したいと思える1本。

気になるエンディングはhulu、もしくはお近くのTSUTAYAでレンタルして確認してください。

 

あくすぃギャング🏍💨💨ブオンッ❗️

ブリックサッ❗️❗️ニニッ❗️

大狂い✨✨

狂うぜ❓

 

写真は飼い豚です

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ほな

 

俺が好きな映画はなぜ続編が作られないのか

何故かよくあるラノベのタイトルみたいになってしまいましたが、今回は邦画の紹介は一旦お休みします。

 

タイトル通り僕が個人的に好きな映画の続編は何故か作られず、結果打ち切りという形が多いです。

まあ理由は多々ありますね。

まずは予算上の都合。大規模に展開したかった筈なのに売り上げが思うようにいかず…とアクション映画にはよくある話です。

次にキャスティング関係です。

続編が決まっていても俳優の都合がつかない、犯罪に手を染めてしまった等。

ターミネーター2で華々しく主演を飾ったエドワードファーロングがいい例ですね。

ターミネーター2公開以降、薬物やアルコール依存症、暴力沙汰なんかで警察のお世話になり結局ターミネーター3ではいきなりキャスティングが変更されています。

しかもそのターミネーター3でジョンコナーを演じた俳優も同じような経歴だったのでどうしようもないですね。

エドワードファーロングはマコールカルキンなんかと合わせてどうしてこうなったハリウッド子役みたいな括りでよく纏められているのを目にします。

 

前置きが長くなったのでそろそろ映画の紹介に入ります。

 

●ジャンパー

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原作は小説で、2008年アメリカで公開されたSFアクション映画です。

監督にはボーンシリーズで有名なダグリーマン。

近年ではトムクルーズ主演のオールユーニードイズキルが記憶に新しいですね。

 

あらすじをザッと紹介します。

幼少期に母親が家を出て、父親と2人で暮らすいじめられっ子の高校生デヴィッド(ヘイデンクリステンセン)

 

真冬のある日デヴィッドはいじめっ子達が原因で凍った池を突き破り落ちてしまいます。

誰もが溺死したと思った次の瞬間、何故かびしょ濡れの状態で図書館にジャンプ(瞬間移動)していました。

こうして一夜でジャンパー(ジャンプする人間を指す)になったデヴィッドの物語が始まります。

ツイッターでも再三口にしましたが、この映画は能力を手に入れてからめちゃくちゃ面白いです。

まずはこの映画にはかかせない能力、ジャンプについて説明します。

このジャンプと言われる行為は人類が比較的早い段階で身につけた覚醒能力であり、遺伝します。

記憶にある場所、つまり一度訪れたことのある場所ならなんの造作もなくその場所に瞬時に辿り着くことができます。

実際映画でも主人公がエジプトのピラミッドの頂上や海でサーフィンしたままジャンプしたりしています。

強い怒りや能力の妨げになるような邪念があると失敗したり、場合によっては身体を損傷するみたいです。

ちょっとだけハリーポッターの姿くらましっぽい気もしますね。

他にも似たような能力だとX-MENナイトクローラーがいます。

ただしこいつの能力はその時のコンディションによって◯km範囲だったりと縛りがあるみたいです。

逆にジェット機ごと移動させたりとけっこうガバガバなんですよね。

 

話を戻します。

この能力を手に入れた主人公。最初に何をするかというと銀行に忍び込み、一生かかっても返せそうにない大量の札束を手に家に帰ります。

このシーンは実にアメリカンでこの映画を視聴している人間が「もし能力を得られたら…」という妄想を見事に再現してくれます。

陽気なBGMが流れる中、家賃の催促にきた大家さんにドアの隙間から札束をゴソッと渡すシーンは思わずニヤッとしてしまいますね。

このように主人公が能力を己の為に使いまくるクソ野郎なところがとても素晴らしい。

幼少期から想いを寄せていたミリー(レイチェルビルソン)とまったり恋愛したり、昔のいじめっ子に能力を使って復讐したりトントン拍子に物語は進みます。

(余談ですがこの映画の撮影以降、この2人は交際しているようです)

 

能力を手にし人生を謳歌しているデヴィッド。

ある日ミリーと共にローマのコロッセオに行きます(もちろん彼女には能力のことは秘密にしている)

そこでこっそりジャンプしまくるんですが、そこに1人の男が現れます。

「こんな日に呑気にデートか?」

軽くあしらうデヴィッドに対しこの男、目の前でいきなりジャンプしてみせます。

「自分だけと思ったか?」

そうこの男ことグリフィン(ジェイミーベル)、実はこの映画に登場するもう1人のジャンパーなのです!

このグリフィンがまあ〜かっこいい。

名前からして既にかっこいいんですが、短髪にシングルのレザージャケット、そして飄々としたその態度。

とんでもなくイケメン。

僕はこのジェイミーベル演じるグリフィンが出てなかったら、この映画をここまで推していません。

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自分以外にジャンパーがいることに驚きを隠しきれないデヴィッド。

そこに「ほら、おでましだ」というグリフィンのセリフと共にやってくる謎の集団。

この集団はパラディンといいジャンパーを抹殺する存在なのです。

慌ててジャンプして逃げるデヴィッド。

「ワオ。俺一人か?」と軽口を叩くグリフィン。

彼は幼少期からジャンパーであり、彼自身の母親もジャンパーだったのです。

そして一言「Welcone to the war(戦争によこうこそ」

このセリフがたまらなくかっこいい。思わず糞尿を撒き散らして脳汁の海でバタフライしそうになります。

アクション史上こんなに痺れるセリフがあっただろうか!(厳密には多々あるんですが僕のお気に入りなので目を瞑ってください)

ここから文字通りジャンパーvsパラディンの戦いがバチバチ始まるんですが、このパラディンが使う武器がいちいち男心をくすぐります。

アタッシュケースから勝手にバシュッと出てくる筒状の武器。

この武器から発せられる強度の電流によりジャンパーは一時能力が制限され、ジャンプできなくなります。

あと言い忘れましたがジャンパーにはジャンプしたときに残る跡があり、同類の人間にはそれを見分けることが可能なのです。

また訓練されたパラディンにもそのジャンプ跡を見分け、そこからジャンプした先に移動できるマシンも装備しています。

強敵であるパラディンのリーダー(サミエルLジャクソン)と熾烈な戦いが始まります。

 

と、まあザックリ説明しましたがこんな感じです。

本当は三部作の予定だったのですが、何らかの事情でこの映画は一作で完結しています。

かなり許せないです。

2017年の現在も僕は続編を待ち焦がれています。

本国で公開後も反応は微妙だったらしいので、予算上の都合かもしれませんね。

日本でもそこまで火がつかなかったようです。

 

悪かった点をあげるとするならば、後半に主人公の出生とそのルーツを詰め込みすぎたせいで、尺の都合上全体的に駆け足なったところですかね。

これが二部作、三部作と続けばジャンパーの起源や何千年も続く歴史、そして他にも世界各地に存在するジャンパーとの共闘などが描かれていたでしょう。

そこまで好きならお前は原作を読めよという話なんですけど、僕は実際に原作を数ページ読みました。

ただ原作が図書館で古書扱いだったため、外国人の陰毛と思わしき物体が多数挟まっていて断念しました。

 

ウォンテッドが好きな人なんかはハマるんじゃないでしょうか。

この映画は世界各地で撮られ、東京なんかもロケ地に選ばれ、ちょこっと出てきたりするので面白いです。

いつもの何倍ものボリュームになってしまいましたが僕の熱意が伝わり、少しでも多くの人に見ていただければ嬉しいです。

ブリッ ニニッ センセッ!

 

 

映画について4

今月公開された沈黙がとてもよかったです。まだ観られてない方は映画館に行くべきですよ。

 

今回も邦画の紹介をします。

そろそろ面倒になってきたんですが、今週見た1本がよかったので記憶に新しいうちにオススメしておきます。

 

●きみはいい子

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新米教師の岡野(高良健吾)は、ひたむきだが優柔不断で、問題があっても目を背け、子供たちから信用されていない。雅美(尾野真千子)は夫の単身赴任で3歳の娘と2人で生活し、娘に暴力を振るってしまうことがあった。一人暮らしの老人あきこ(喜多道枝)はスーパーで支払いを忘れ、認知症を心配するようになる。彼らは同じ町で暮らしており……。

 

さすがに面倒くさいのであらすじは引用しました。

さてこの映画、公開は一昨年ということでそこそこ新しいです。

原作は小説ですが、重松清が書きそうだなと僕は少し思いました。

同じ町に住んでいる人々がそれぞれの人生を歩みそれがどこかで交錯し合います。

こう書けば伊坂幸太郎の小説にもありそうですね。

教師の岡野が勤める小学校の知的障碍者が、認知症の老婆と関わるシーンがあったり複数の人間の生活が代わる代わるに展開されるので群像劇にあたります。

児童虐待がテーマのこの映画は内容に惹かれたので見てましたが、開始5分で割とキツいなと感じました。

逆に言えば5分でそれだけのものを感じさせてくれたとも言えます。

身寄りもなく子供もいない認知症の老婆あきこの生活からこの映画は始まります。

小学生が悪戯でピンポンダッシュを近隣で繰り返しているんですが、老婆の家もその被害にあい見兼ねた教師が謝罪に回ります。

その教師こそが岡野です。

謝罪する岡野に対し老婆は一言「桜が綺麗ですね」

季節は梅雨でもちろん桜の木など咲いていません。

老婆の家を後にし、歩く岡野に対し同じ学校の女性教師が「あそこのおばあちゃん変でしょ?少しボケちゃってるから」

 

僕の祖母もボケ出したのでこの始まり方は前述した通りキツい。

この映画は終盤以外余すことなくしんどいです。

重いにも様々な種類があり、僕が好んで見る洋画のサスペンスなんかはエンドロールで余韻に浸れるんですが、邦画の重いって大体生々しいしリアルなんですよね。

とくに児童虐待やいじめがテーマの映画は、なかなか踏み込んだ内容だと僕は思います。

前回少し触れた誰も知らないなんかも児童虐待の映画です。

実話を基に制作されているので、巣鴨置き去り事件で調べてみて下さい。

 

洋画なんかは浮世離れしているテーマが多いですが、この映画の話は一見どこにでもありそうなんですよ。

 

自身が虐待されていた過去を持ち、それが原因で娘にも手を上げてしまう雅美のくだりなんかはかなりリアルです。

ママ友達の前では娘に痣が目立たない服を着せ、澄まし顔をしていますが家に帰ると殴る蹴るの暴行を繰り返します。

雅美自身も虐待はいけない事だと認識しているんですが、些細な事で手が出てしまいその度に自分の心も傷つき膝を抱えて泣いてしまう。

この映画の登場人物では1番人間らしい人間で、テーマがテーマなのである意味主人公とも言えます。

尾野真千子の演技がキレッキレで恐ろしかったです。

そして父になるでは不器用だけど、優しい母親だったのに…

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僕が1番最近見た邦画が舟を編むだったんですが、あれ以降久々に邦画を見てよかったなあと感じました。

捻くれ者で道頓堀川のように汚く濁りきった性格の僕が見れたので、大体の人は見れるんじゃないでしょうか。

スッキリしつつも暖かさを残した終わり方もよかったです。

原作の方がより深く登場人物達の心情を描いているようなのでそちらも手にとってみて下さい。

 

 親と子のあり方、そして子供だけじゃなく大人だって抱き締められたい。

日常生活における人と人との関わり合い、その一瞬。

 

この映画を見た後、僕も誰かに抱き締められたくなったのでさっきピンサロに行ってきました。

 

40分クンニしました。

生きるってなんなんでしょうね。

生きてる限り、それは永遠に分からないのかもしれないです。

 

アッ

 

映画について3

あまりにも客がこないので更新します。

ついに明日はアメコミ映画 ドクターストレンジの公開日ですね。

僕はまだ話題の沈黙も見ていないのでどちらを見ようかワクワクしています。

 

映画の紹介に入ります。

アカルイミライ

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2003年に黒沢清によって制作された邦画です。

僕が始めて見たのは高校生の頃。

 

おしぼり工場で働き自分の生き方、日々の生活に漠然とした不安や形容しようのない苛立ちを抱えたまま暮らす主人公役のオダギリジョー

そんな主人公が唯一まともに信頼している同じおしぼり工場の仲間である少し年上の青年を演じる浅野忠信

パッケージ画像にもあるようにこの2人が軸となり、物語が進みます。

 

どこか情緒不安定な主人公を「おまえ危ないから。」と言い、"行け"と"待て"のサインを出す守。

そんな守がある日クラゲを飼い始め、ひょんな事からおしぼり工場の社長が家に遊びにくることに。

物珍しげに毒をもつクラゲの水槽に手を突っ込む社長に主人公は思わず声を上げようとしますが、守が例のサインで制します。

後日その件で守が社長の命令によりおしぼり工場をクビになります。

その事を知った主人公は怒りを露わにし、深夜に鉄パイプ片手に社長の家に突撃するんですが、そこには既に無惨に亡くなっていた社長夫妻の姿が。

程なくして守が殺人の容疑がかかり逮捕されます。

刑務所に収監される守、何度も面会に赴く主人公。そして守の家族。弟、父それぞれの運命が交錯し合います。

 

ジャンルとしては青春映画(ヒューマンドラマ)です。

藤竜也演じる守の父親がどうしようもなく不器用な人間でとてもいい味を出しています。

息子の事を知らなさすぎる父親、そして同じ時間を共有していたはずなのに守のことを何一つ知らなかった知ろうとしなかった主人公。

この映画にはどこか不器用な人間ばかり登場します。

人間関係も曖昧でそれぞれが漠然とした立ち位置なので映画全体もモヤがかかったように進んでいきます。

しかし何故かそれが奇妙に心地よく、見終わった後ゆっくり感傷に浸りたいそんな映画です。

決して明るい話ではないむしろ薄暗い話なのにエネルギーを持っているので、定期的に見返したくなります。

 

主題歌はTHE BACK HORNです。

世界観にとてもマッチしていて素晴らしいの一言。

気になる人はそちらも調べてみてください。

 

最後にこの映画実は守の弟役で僕が推している加瀬亮が出ています。

同じく邦画の誰も知らないにもコンビニで働きこっそり廃棄をくれるいいお兄さんを演じていましたね。

どちらも下積み時代だったので脇役ですが、この頃から独特な存在感があります。

 

破壊龍のような納品がきたのでこのへんで

映画について2

 

今回も前回に引き続き邦画を紹介したいと思います。

 

 ●ゆれる

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こちらも10年前以上の作品になります。監督は蛇イチゴやディアドクターで名を馳せた西川美和

この映画は個人的に僕の好きな俳優が揃っています。

オダギリジョーを始め香川照之真木よう子、新井浩史、そしてパンクバンドばちかぶりで有名な田口トモロヲ

ストーリーもそうですが、キャスティングに惹かれたとも言えます。

 ジャンルとしてはヒューマンドラマでしょうか。ほんの少しサスペンス要素もある気がします。

人間関係を軸とし、周りで起こった事件が主人公達の環境を変えてしまう。

僕の好きな題材です。

 

内容に少し触れます。

東京でフリーの写真家として活動し、自由奔放に生きる弟(オダギリジョー)、そして実家のガソリンスタンドで働く生真面目な兄(香川照之)

母親の法事で久々に地元に帰ってきた弟は、真木よう子演じる昔の恋人と再会します。

昔のように出掛けることになった3人、辿り着いたのは吊り橋がある渓谷です。

そして真木よう子が吊り橋から転落してしまいます。

その時現場にいたのは兄だけでした。

重要参考人として保護された兄のために、裁判で証言台に立つ弟。

あれは事件だったのか、事故だったのか───。

 

ざっくり説明するとこんな感じです。

この映画僕は大好きで、だれかれ構わずオススメしてきました。

間違いないキャスティング、ところどころに挿入される小洒落た音楽、そして思わず叫びたい衝動に駆られるエモすぎるラスト。

ストーリーとしてはありがちなんですが、メッセージ性が抜群にいいです。

カンヌ国際映画祭の長編部門に出品された作品で、この年国内で最も評価が高かった映画にも選ばれ数々の賞を総ナメしました。

この映画を推してくる人間とは是非ハグしたいです。

そしてカンヌ国際映画祭と言えば同じくバベルが監督賞をとりましたね。

まあこのバベル、尺が長すぎる上に別にブラピじゃなくていいじゃんというのが見解です。

僕の中で時間に余裕があっても見たくない映画の1本に選ばれました。

 

話を戻します。先ほど触れたメッセージ性について少し書きます。

このタイトルのゆれるという言葉は、まず吊り橋が"ゆれる"という意味もあり、そこから起こった事件で兄弟の心情、取り巻く環境が"ゆれる"、そして観賞後に心がゆれ動かされるという意味も含んでいるんだと僕は感じました。

もしかするともっと深い意味があるかもしれないし、人によって捉え方も違うと思います。

 

真木よう子オダギリジョーの濡れ場でも見る価値はあるので是非見てみてください。

 

 

 

 

映画について

つい先日スターウォーズストーリー/ローグワンを観賞してきました。

これがまあとても素晴らしい。

去年見ていたら、確実にナンバーワンでした。

多くを語るとネタバレになるので、気になる人は是非劇場でご覧になってください。

 

いつも映画の話やブログを書くときは大体洋画メインなんですが、今回は珍しく邦画について書こうと思います。

まず邦画なんですが、僕が見ている映画の中でも圧倒的に少ない(全体の2割くらい)

理由としてはアクション映画で考えると圧倒的に恵まれないロケ地、スケール、予算などから仕方なく作られるクオリティ。

近年の邦画といえば謎の実写化ブームというイメージしかありません。

個人的に邦画アクションの限界はガメラ2〜3あたりだと思っています。

シン・ゴジラはまあまあでした。

前置きが長くなったんでそろそろ紹介に入ります。

 

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

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原作は小説で、監督は桐島、部活やめるってよを務めた吉田大八です。

今から約10年前の映画なんですが、その事実を知って少し吐きました。

 

内容としては自分は絶対大物女優になれると信じて疑わない才能0の主人公演じる佐藤江梨子が、両親の葬式のために仕方なく田舎に戻ってきて、妹をいびることを始め家族を様々なトラブルに巻き込み始めます。

ここまで書くと非常に暗いストーリーのように思えますが、ジャンルとしてはブラックコメディです。

さくらももこのエッセイが好きな人なんかはツボに入るんじゃないかと思います。

田舎を舞台に主人公の恐るべき邪悪な行動力と、全くまともではない家族の暮らしが歪に絡み合い崩壊へと誘います。

映画版は夏がテーマなので、毎年真夏の夜に締め切った暗い部屋でほんのり観賞したくなる1本です。

個人的にはソーメンをからし抜きで食いたい兄が、嫁から勝手にからしを入れられて器ごとぶん投げるんですが、その時のからし入りのツユが目に入り嫁が失明しかけるシーンがお気に入りです。

 

主題歌はチャットモンチーでこの曲が抜群にいいので是非そちらも聴いてみてください。

正直このテーマソングが良すぎて本編はけっこうどうでもいいです。